くらしの事件簿①「餅がのどにつまる」

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冬や年末年始に欠かせない食べ物、それは「お餅」。
焼いて、揚げて、そして煮て。塩辛くも甘くもできて、チーズなどの洋風素材ともよくマッチするこの食べ物は、エネルギーの必要な冬のおともです。
そんな美味しいお餅ですが、毎年冬にはお年寄りの窒息事故などが報告される危険なものでもあります。
それでもお餅が食べたい!正月は餅でしょ!という方のために、今回はその傾向と対策を見ていきます。

■餅はなぜつまるのか

お餅はその柔らかさと伸縮性のために、年齢を問わず飲み込みにくさを持っています。
高齢になると、のど~食道の筋肉が衰えてくるので、ものを飲み込む嚥下機能が弱くなってきます。ここに、大きな餅がやってくると大変です。力強い筋肉があれば強引に飲み込むこともできますが、高齢者にとってそれはとてもむずかしくなっているのです。

■安全な餅の食べ方

さて、そんなお餅を安全に食べるにはどうしたらいいでしょうか。
まず基本的なことは、小さく切るということです。大きいお餅は口の中で処理することが大変に難しくとてもリスキーです。できるだけ飲み込みやすいように加工しましょう。
食感が違う食材と一緒に調理するということも有効です。やわらかい食感だけだとあまり噛まずに飲んでしまうことがあり得ますが、根菜と一緒にお雑煮にしたり、焼いて食べるなら海苔を巻いたりしていくと食べ方も違うものになって安全度が増します。

調理法だけでなく、食べ方も工夫が大事です。
基本的には、よく噛むことがおすすめです。噛んでいくことによって唾液が分泌され消化もよくなります。
食べるときは、急いだりうわの空になったりせず、ゆっくりと食事を楽しむことも大事です。高齢者がお餅を食べているときは話しかけたりするのを控えましょう。
お餅を一人で食べさせないという注意もしていきましょう。もし喉につまったりした場合、一人で対処するのはかなり難しいことです。家族など、ほかの人と一緒に食事をするのが安全です。

■もっと安全に餅を食べるには…

それでもやっぱりあの餅は危険な感じがするという方もいらっしゃるかもしれません。
でも、餅のないお雑煮なんてさびしい… そんな方には、食感の似た具をおすすめします。
うどんは、白くもちっとしていますが食べやすいので代わりの食材としてお雑煮に入れるのもよいでしょう。
年配の方はお好きでないかもしれませんが、嫌いでなければすいとんもアリかもしれません。
また、同じ餅でも韓国のお餅は伸びずに歯切れがよいのでとても食べやすいです。お正月に食べても違和感がないという方は試してみてもよいでしょう。

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