実は知らない暮らしの知識⑱ブロッコリーとカリフラワーって同じもの?

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スーパーや八百屋の店頭でいつも思うこと。

「ブロッコリーとカリフラワーって一体何が違うんだろう…」

まず、名前が違います。5文字中2文字しか合っていません。
それから、色が違います。目の覚めるような緑色と、おからのような白。
でも、それ以外が同じなのか違うのか、さっぱり分からない。
なんとなくカリフラワーの方が「森」が密集していて、ブロッコリーの方がまばらな感じはする。
でも、それ以外がよく分かりませんね。
実際、どこがどう違うのでしょうか。

■基本的には同じ

この二つの野菜、見ての通り基本的には同じものです。
専門的な言い方をすると、キャベツと同じアブラナ科に属する植物になります。
よく見てみるとキャベツの芯とブロッコリーの根元は少し似ていますよね。
アブラナ科の植物には、青汁でおなじみの健康野菜であるケールがあります。
これは実はあのキャベツの原種なのですが、そのケールの肥大した「花蕾」という部分が
ブロッコリーとして食べられています。

Broccoli2

収穫される前のブロッコリーはこういう姿でなっています

では、カリフラワーはというと、ブロッコリーの部分である「花蕾」が
何かの拍子に白くなったことから生まれました。
最初は突然変異として現れたものを元にして品種改良し、
今出回っているようなカリフラワーとして供給されるようになったというわけです。

■注目したい栄養素

さて、ブロッコリーやカリフラワーは体によい野菜の中でも有名なものですが、
実際はどう体にいいのでしょうか。

・インドール-3-カルビノール
アブラナ科の植物であるブロッコリーは、食事にも気を遣うボディビルダーの人に愛用されています。
何故かというと、体内で産生される過剰な女性ホルモンを抑えてくれる
インドール-3-カルビノールという成分が豊富に含まれているからです。
筋肉の発達を促すのは男性ホルモンですが、それを妨げる女性ホルモンも人間の
体内に存在しています。それを抑えてトレーニング効果を最大化しようということです。
また、女性で乳がんのある人も、ブロッコリーをたくさん食べるようにすると
病状の経過が良好になるということが研究で明らかになっています。
乳がんも女性ホルモンの影響を大きく受ける病気ですから、効果が出ます。

・ビタミンC
ビタミンCといえば、すぐにレモンを思い浮かべる人が多いと思います。
けれども、レモンの果汁と同じかすこし多いぐらいのビタミンCが、
ブロッコリーとカリフラワーには含まれています。
ビタミンCは肌や粘膜の健康を保ち、生命維持に必要不可欠な副腎皮質ホルモンの合成を促し、
抗酸化作用も持つ大切な栄養素です。
ブロッコリーとカリフラワーを比べるとブロッコリーの方が若干多いのですが、
茹でる調理法を選んだ時にはブロッコリーのほうがビタミンCが流出してしまいやすい性質を持っています。
その点、カリフラワーは茹でられても強いのでビタミンのロスはなくなります。

他にもビタミンBやカリウムなどの栄養素が含まれています。

■味と調理法

ブロッコリーとカリフラワーは、見た目はとても似ていますが、味は微妙に違います。
ブロッコリーの方がシャッキリとみずみずしい風味があり、
カリフラワーの方が、どちらかというとほっくりしていて素朴な感じになります。
ほとんど同じ野菜なのに、面白いですよね。

栄養的な観点、見た目なども考えると、
例えば
ブロッコリーは新鮮なうちに蒸して彩り豊かな温サラダに、
カリフラワーはジャガイモ感覚でシチューの具に、
といったレシピの使い分けをするとより本来の持ち味を生かすことができます。

ブロッコリーが嫌いというお子さんなどがいる場合は、衣をつけてサクッと揚げる、
おいしいマヨネーズソースを絡めるなどすると食べやすくなりますね。

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