美食探訪⑧リゾットとお粥の違いって何?

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涼しくなってくるとおいしい、あったか料理。
洋風だとリゾットなんていいですね。

ところでリゾットって日本のお粥と何が違うのでしょうか。
地域が違い、名前が違うので何かは違うはず。
今回はそんな米料理の微妙な違いを比べてみましょう。

■リゾットは「洋風粥」ではない

さて、リゾットという料理を全く知らない人に説明するとしたら、あなたはどう説明するでしょうか。
「洋風、イタリア風のお粥だよ」
そう説明するかもしれませんね。
ですが、それは実は正しくありません。
リゾットとお粥には、名前以外の大きな違いがあります。

・違い1:煮るか炒めるか
お粥とは、米やその他の穀物を多めの水でやわらかく炊いて(煮て)作るという調理法なのに対し、
リゾットは米を香味野菜とともに炒め、白ワインで風味をつけ、それから少し硬めに茹でます。
ですので、風味が違うのはもちろんのこと、リゾットの方が手間もかかります。

・違い2:味があるかないか
お粥は、味が全くないかとてもあっさりとした状態で提供されます。
そしてそこに梅干しや漬物、干しエビといった具材をトッピングして食べるのが一般的です。
対してリゾットは、お皿に移す前にしっかりと味付けをします。
具材と調味料がしっかりと加わった状態でサーブされるので、そのままおいしくいただけます。

・違い3:食べる道具
日本のお粥は、一般的に箸でいただきます。お茶漬けのように食べる感覚です。
一方、中華粥などの場合は「れんげ」やスプーンといったものですくって食べます。
お米をやわらかく煮てとろみがあるので、箸で寄せるようにしながら食べるか、
半固体でも問題のない匙系の食器でいただくことになります。
リゾットの場合は、日本ではスプーンで食べる人が多いですが、本場イタリアではフォークでいただきます。
お粥ほど水分量が多くなく、固めにできていること、お米同士がくっついていること、
具が多いことなどが理由のようです。
スープのように水分がありませんから、フォークで十分ということですね。

■雑炊・おじやはどう違う?

さて、お粥やリゾットに似たものに、
雑炊やおじやという料理がありますね。
特に雑炊は、きのこ雑炊など外食やコンビニでもよく見かける人気メニュー。
この二つはどう違うのでしょうか。

基本的には、雑炊とおじやは同じもので名前が違うだけであったりします。
けれども地域や文化によって諸説あるのではっきりとは言いがたいものがあります。
例えば、ぞうすいはご飯を入れてから軽く煮るだけで出来上がり、
ご飯入りの汁といった状態であるのに対し、
おじやはもっとじっくりと煮込み、お粥に近いとろみを出して完成というような違いです。

雑炊(おじや)は、ご飯を具とともに煮たもので、
色々な味のバリエーションが楽しめます。
ダシがよく出た鍋のシメにご飯を入れて雑炊にするのは
簡単でとてもおいしいですね。

■まとめ

さて、簡単にまとめると、次のようになります。

・米を水たっぷりで煮る→お粥
・米を炒めて少なめの水で煮て味付けをする→リゾット
・ご飯をたっぷりのだし汁などで軽く煮る→雑炊
・ご飯をたっぷりのだし汁などでやわらかく煮る→おじや

これで、お粥とリゾット、また雑炊とおじやの違いが分かりましたね。
イタリアンレストランでリゾットと一緒にフォークしかついて来なくても、これであわてずに済みます。
余ってしまったご飯やだし汁などを活用したい場合は
、雑炊やおじやにアレンジしておいしくいただきましょう!

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