オタク?引きこもり?放っておけない、ネット依存9つの症状

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現代社会でインターネットに無縁な人はほぼいないと言っていいぐらい、誰もがオンラインのやりとりをする時代になりましたね。
パソコンだけでなく携帯電話やスマートフォン、iPadなどでwebの閲覧やSNS、LINEなどメッセージのやりとりが誰にも身近なものになりました。そしてその分、ネットワーク上でのやりとりに依存する人が急激にふえました。

今回は、そんなネット依存の9つの症状について考えていきたいと思います。
自覚症状のある方を想定してお話しますが、そこまででない方もぜひ参考にしてみて下さい。

1. インターネットの利用時間がコントロールできない
この部分が一番自覚しやすい「依存症」の部分ではないでしょうか。
特にこれといった目的がないのに長時間だらだらやってしまうという人は多いでしょう。仕事や勉強のために調べものや作業をするのは普通ですが、それ以外で3時間以上やってしまう人は客観的に見て依存ぎみです。誰かから、パソコンのやりすぎだよと言われたことがある人もいるのでは(いや、もはやそんなことすら言われなくて当たり前のように思われているかも)?
今日のネットサーフィン(古い表現)は1時間にしておこう、などと決めても気がつくとオーバーしてしまっていることは日常茶飯事でしょう(そもそも、1時間にしておこうと決める人はまだ管理しようとする姿勢があるので大丈夫です)。悪化すると、人からほどほどにするように言われてもやめられず、更には自分でいい加減やめたいと思っているにもかかわらずやめられない、という事態にまでなります。
ここまでいくと立派な依存症だと言えるでしょう。

2. インターネットの利用時間過多により日常生活が困難になる
あらゆる依存症は、その程度が強くなればなるほど、それ以外の日常生活に支障をきたしていくようになります。朝起きてまずインターネットに接続する、これはまだまだ常識的な範囲内です。確かに目覚めてすぐネットのことが気になるのは偏りすぎではありますが、朝テレビをつけるような感覚と思えば不思議ではありません。
それが進行していくと、食事中、お風呂、トイレ中などにネットに接続するということが起こります。昔ならネットはパソコンでするしかありませんでしたが、現在はスマホを持っている人ならいつでもどこでもネットし放題になってしまいます。トイレでは時間つぶしに丁度いいでしょうが、食事中にするのはあまりいいものではないですし、故障のリスクがあるお風呂にまでわざわざ防水対策をして持ち込むとなると、いよいよ依存症らしい感じになってきます。そのぐらいのレベルになると、過度の利用により眼精疲労・視力低下など身体に影響が出てきますし、学力や作業効率の低下を招いたり集中力の低下によるけがや事故などのリスクも高まります。睡眠不足などから常にイライラしたりボーっとしたりしているようなレベルになると、これは病的な域に入ってきます。
家族や周囲の人が心配して注意・助言した場合でも、隠れてこっそりネットをやったりします。アルコール依存症患者が物陰でポケットボトルをあおるような、そんな雰囲気になってきます。また、生活のリズムが変化して昼夜逆転の生活になったりします。インターネットがなにより最優先となる、インターネット以外のことに関心がない、というところまでいくと、ちょっとした廃人です。
現実逃避にネットをしてしまうことによりますます現実から離れてしまう、部屋にとじこもってやっている、そして最終的には風呂に入らずトイレにも行かない生活習慣の崩壊を招き、こうなると立派なひきこもりさんの出来上がりになります。

3. インターネット接続への強い欲求
ネット依存症の特徴のひとつは、その強い欲求にみることができます。
つねにインターネットのことが頭から離れない、ネットがないと生きていけないと感じる、という「ガチ」な人もいますが、常にネットにつながっている端末(携帯やスマホ)を手放さないという人は今時それほど珍しくなくなりました。自転車などの運転中にもやってしまったり、優先席や病院などの禁止場所でもやってしまう人も見かけますね。
便利なスマホの普及が、新たにネット依存の裾野を広げてしまったといえるでしょう。

4. インターネットの利用を禁止または制限をすると禁断症状がでる
さあ、だんだんと危ない段階に入ってきました。家族などが見かねてネットをできない環境にしてしまった場合、依存症の人はいろいろな症状を呈します。
不安になったりイライラして周囲にあたるようになるのは理解可能なレベルですが、重くなってくると、激しい怒りに襲われたり、泣いたり大声を出したりもするようになります。それが外に向かえば暴力で物を破壊したり人を攻撃したりしますし、内に向かえば手のふるえやじんましんを起こすこともあります。
ここまでくると本当に病気です。インターネットにあまり親しみのない人からみると理解不能なことですが、こういったことは心理的に繊細で深刻な問題です。とても個人的なことなので、依存者の心情を深く理解しようとすることが大事です。

5. インターネットの過多利用で、家族間の関係が壊れる
ネット依存は家庭内の問題とも縁が切れません。
パソコンの前に陣取って、あるいはスマホにくぎづけになって家族間のコミュニケーションが欠如する、というレベルなら想像できますが、家庭内での責任や関係を放棄する、家族に対して暴力的な言動をとる、というDVや離婚・家出・ひきこもりといった家庭崩壊のレベルにまでなるともはやネットの問題云々の次元ではなくなります。
明らかに崩壊してはいなくても、依存症が家族を巻き込んで精神的・経済的負担をかけていることもあります。

6. インターネットの利用により、社会的活動に影響がでる
ネット依存の怖さは、ネットをリアルよりも優先することによって社会生活に支障をきたすことにもあります。
成績や仕事能力の低下だけでなく、仕事・授業・課題などを疎かにしたりやらなくなってしまう場合もあります。信じがたいことですが、ネットをするために学校や会社を遅刻・早退・欠席するケースや、もっとひどいと仕事・学業・主婦業といった自分の責任を放棄して完全にやめてしまうこともあります。
このあたりは、依存症が悪化しすぎたあまりこうなったのか、それとも他の深刻な原因があってその一部が依存症のようなかたちで表れたのか、判断が難しいことがあります。

7. インターネット利用によって起こる奇異な行動
頻繁にメールが来ていないかチェックすることは、思い当たりがある人や少し神経質な人なら誰でもやりそうなレベルです。人と一緒にいるときも一人で携帯やスマホをいじっている、といったことも、マナーとして気にはなりますが異常というほどでもありません。深刻なのは、ゲームやSNSに月数万円単位で多額の金銭を使う、ベッドや布団の中にパソコンを持ちこむ、周囲が目に入らず他のことに関心をもたない、PCに向かって話しかける(チャットではなく独り言)といった行動です。いわゆる危ない男性オタクのイメージそのものです。また、ひどい言葉を使ったり、残酷な行動をとる、わざと人を挑発するようなことを書きこむ、利用時と非利用時の性格が違う、といったことは、掲示板やSNS、とくに2chやtwitterなどで見られがちな傾向です。twitterやLINEでは女性の「メンヘラ」的な人が目立ちますが、そういった情緒の不安定さ、深い孤独感からくる自己愛などとの関連が考えられます。依存に対して開き直るような場合、あまり強く指摘しないほうが良いでしょう。依存者の不安定な精神状態を追い詰めないようにしましょう。

8. 周囲の協力を得ても、インターネットの利用時間をコントロールすることが困難
依存症者は、それなしでは生きられないと本人が感じているから依存症者になります。そういう場合、家族が問題視して話し合い、ルールを決めたとしても当然守りませんし、技術的にフィルターなどを導入して時間制限をかけても解除を求めてきたり(自力で外してしまったり)します。ネットができなくなれば解決するだろうとPCや携帯を捨ててしまってもまた購入してしまったりします。
周囲が、ネットではないリアルの活動や人間関係をすすめても興味をもたずに拒否し、オンライン上の人間関係以外を否定するようになります。リアルの世界では面倒でおもしろくないことだらけでも、ネット上なら簡単で自分に都合のいいようにできます。バーチャルの中だけで生きることを非現実的だ、異常だと責めることは簡単ですが、誰でも本当は都合のいいことを求めてしまう心理を持っています。そこは否定しようのないことです。

9. 精神面の重度な変化
ネット依存と精神・人格は直接的にかかわっています。ネット上での別人格をもって現実では叶わない自己の願望を満たそうとします。万能感を抱いたような発言をするのはその表れでしょう。
現実とネットの境界線がなくなり、バーチャルがリアルになります。幻覚・幻聴があらわれる人はかなりの重症です。
現実世界に恐れをもったままネット上のいろいろな書き込みや情報を見て、疑心暗鬼に陥りなにも信じられなくなる場合もあります。そこからさらに悪化して、他人に対して腹をたて、傷つけたいと思ったり、果ては自暴自棄になる、リストカットをしたり自殺衝動をもつ、といったことまで起こりえます。ここまでくると、いかにネットと心理学上の問題が深く結びついているか明白になってきます。

依存症と問題行動。それはインターネットにはまりすぎてそうなったのか、あるいは現実世界が思うままにならないから結果的にインターネットに逃避したのか、という複雑な話になりますが、その両方が相互作用で悪循環している、と考えるのが妥当でしょう。
そうなったのはネット自体の中毒性が強いこと、生活習慣を律する力の欠如という要素もありますが、より深く見ていくとこの世の中のままならなさ、人間世界の厳しさ、日々のむなしい思いを満たし傷ついた心を癒そうとする気持ちなどが浮かび上がってきます。
もし知人やご家族の方にインターネット・スマートフォン依存の方がいたら、呆れたり説教をしたりするよりも先に、つらい気持ちを受け止めて見守ってあげるようにしましょう。自分をそのままに受け止めてもらうこと、誰かに認めてもらうこと、それが一番本人の求めていることかもしれません。

参考:http://angels-eyes.com/net_a/shindan.htm

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