Trick or Treat! 世界のハロウィーンを見てみよう

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10月の末に行われる西洋のイベント、ハロウィーンの楽しいシーズンも今日が最終日ですね。
世界各地ではどんなハロウィーンがお祝いされているのでしょうか。

■ハロウィーンが盛んな国
ハロウィーンのお祭りやイベントは
アメリカ
イギリス
カナダ
アイルランド
ニュージーランド
オーストラリア
といった、ヨーロッパ移民の影響が強い地域では比較的盛んに行われます。
アメリカのハロウィーンは、比較的大衆的な雰囲気で、とにかく盛大なイベントになります。
日本に入ってきて近年広がりつつあるハロウィーンは、アメリカタイプのものだといえるでしょう。

■本場・アメリカではどんなふうに祝われている?

ハロウィンの本場アメリカでは、どのような祝われ方をしているのでしょうか。
19世紀に起こった自国の大飢饉から命からがらアメリカに入ってきたアイルランド移民は、「ジャック・オ・ランタン」の伝説をアメリカに持ち込みました。
アイリッシュ達は伝統的な魔よけとして、ハロウィンの期間には家の中にカブで作ったランタンをともすようになりました。アメリカでは、より大きくて加工しやすいカボチャが手に入ったのでカブからカボチャのランタンに変化して、それが現在ハロウィーンのシンボルであるあのカボチャになったのです。

アメリカでは、子どもたちがオバケなどの仮装をして近隣の家々を訪ね、Trick or Treat「お菓子をくれないといたずらするぞ」とお菓子をせびるのが一般的です。大人もそれをよく分かっているのでお菓子をあげる準備がありますし、それをしたくない家はきちんと意思表示をしますし、中にはお菓子をあげないでいたずらをさせ、それを迎え撃って驚かすようなお茶目な大人もいます。

アメリカの中でもこのお祭りには地域差があります。
もっとも世界的なものは、ニューヨークで行われるハロウィーンパレードです。この大規模なパレードには一般人も混ざって歩くことができるので、色々な恰好をした人やアーティスティックなパフォーマーたちと一緒にハロウィーンのお祭り気分にひたることができます。
ミネソタ州にあるアンノカという地域は、世界的にもハロウィーンの首都と言われています。ここでは一週間にわたってお祭りが行われ、家がハロウィーン仕様にデコレーションされたりパレードが行われたりと、クリスマス顔負けのイベントになります。
マサチューセッツの北東部にあるセーラムという場所では、なんと10月いっぱい使ってハロウィーン祭りが催されます。いろいろなイベントが行われ、いつでも参加することができます。
その昔、魔女裁判が行われたこの地には魔女博物館や魔女の家といった施設があり、世界中から自称・魔女が集います。そんなハロウィーンですから魔女などの仮装をした人たちが舞踏会を開いたり、サイキックフェアがあったり、とてもカオスな楽しさがあります。ハロウィーン当日の夜には、最大級の仮装大会があり、交通規制された中を皆が練り歩きます。そしてクラブやバー、露天などで人々ははめをはずします。
さすが本場、スケールがまったく違いますね。

■世界ではどんなふうに祝われている?

・アイルランド

ハロウィーン発祥の地、アイルランド。町中に篝火が焚かれ、仮装した子どもたちがTrick or Treatをして回ります。
パーティーが開かれ、水に浮かべたリンゴを口だけで取るbobbing for apple, apple bobbingというゲームが有名です。

また、バーンブレッグというレーズンケーキを近所の人を招いて一緒に食べます。ケーキには指輪、ボタン、コイン、そら豆、えんどう豆といったものを混ぜ込んで焼き、自分のケーキに指輪が入っていたら結婚できる、ボタンなら独身、コインかそら豆なら金持ちになり、えんどう豆に当たった人は貧乏になるといいます。
アイルランドでハロウィンは一般的な行事ですが、とくに本場であるロンドンデリーの町では大規模なお祭りがあり、仮装行列や花火などが盛大な雰囲気で街をいっぱいにします。

・スコットランド

スコットランドでは、スィードというカブをランタンにします。
昔のハロウィンでは、夜に恋人たちがキャベツ畑に行き、目隠しで引き抜いたキャベツの泥のつきかたで恋を占う習慣がありました。

・イギリス

イギリスでは、子どもたちがカブのジャック・オ・ランタンを持って歌いながら近所の家を周り、ドアをノックしてはおこづかいを貰って歩く風習がありました。
マルチン・ルターの宗教改革以降、イギリスではハロウィーンの習慣がなくなりましたが、アメリカから逆輸入する形で子どもたちは現代風のハロウィーンを楽しむようになりました。
また、「Guy Fawkes Day」(1605年に国会爆破未遂があった事件)のほうが人気で、ハロウィンの日に「Trick or Treat」よりも「Penny for the Guy」(ガイに小銭をください)と回ったりもするのだそうです。

・フランス

フランス人は、ハロウィーン本来の意味である「亡くなった人の魂を祭るもの」としては祝っておらず、アメリカ人の祝日だととらえていたようですが、1996年以降からアメリカ流のハロウィーンが浸透してきました。
そんなフランスですが、 シャンパーニュ=アルデンヌ地方のシャランドレという町はハロウィンの聖地として有名です。かつて魔女狩りがされていたので、10月にはFete des Sorcieresという伝統的な魔女のお祭りが行われます。夜通し行われるダンス会がメインイベント。

・オーストラリア

北米ではクリスマスにサンタのためのミルクとクッキーを用意したり、イギリスではブランデーを置いておいたりする風習がありますが、それと似たようにオーストラリア人はハロウィンの夜に水、パン、灯りを机に置いておきます。死者の魂を受け入れるお供えのようなものです。

・カナダ

カナダには、1800年代にアイルランドやスコットランドからケルト文化が持ち込まれました。お菓子をあげるという意思表示のジャック・オ・ランタンを置くことや子どもたちがTrick or Treatをすることだけでなく、トウモロコシの茎やカボチャといった素材で家を飾りつけるのがカナダ流です。

・チェコスロバキア

ハロウィーンの日には、自分の家族と亡くなった家族の魂のぶんだけ暖炉の横にイスを置きます。

・ドイツ

他の文化圏が死者の魂を歓迎したりすることもある中、ドイツでは魂が悪事をはたらくと考えられているのでハロウィン中はナイフを片づけておきます。あるいは、魂を傷つけないようにするためという説もあります。
大衆的なハロウィンの浸透度は日本と似たようなもので、期間限定のお菓子や料理が売られます。仮装をするのは子どもに限りますが、大人はパーティーで仮装することもあります。流行に敏感なベルリンでは定着しつつありますが地方ではあまり馴染みがないそうで、日本の東京で若者のハロウィンパーティーが行われているのに似ています。

・ルーマニア

ルーマニアのハロウィーンには、ご当地モンスターの「ドラキュラ伯爵」ゆかりのイベントが行われます。世界遺産・シギショアラ歴史地区にはドラキュラ城として有名なブラン城があります。近年では、子供向けハロウィーンパーティーも広がってきているとか。

・メキシコ

メキシコでは死者を歓迎し、ハロウィーンから11/2の「死者の日」まで3日間行われます。アメリカ流の仮装・装飾がハロウィーンとしてなされますが、そのうちメキシコ的なお祭りに切り替わりカオスな雰囲気になります。死者のために祭壇を置き、お供えものを捧げます。最終日に魂がきちんと帰れるようにと、お香やろうそくなどを燃やします。

・中国

中国では、死者の魂が戻ってくるとされる行事が他にあるので、純粋なアメリカ式の仮装パーティーとして行われます。「西方的鬼節」「万聖節前夕」と呼ばれ、上海では大規模な船上パーティーが開かれますが、ハロウィーン文化があるのは主要都市のみに限られます。

・タイ

タイにはもともとハロウィンはありませんが、首都・バンコクの人たちはお祭り好きなのでハロウィーンは盛り上がりを見せます。ストリート、バー、クラブはハロウィンムードになり、とくにゲイストリートでの仮装大会は有名です。

■ハロウィーンと国際文化

ハロウィーンはもともと、アイルランド周辺に住んでいたケルト民族の文化やキリスト教の伝統が合わさって生まれたものです。
有名、でもよく知らない…ハロウィンってどんなイベント?
なので、世界的なイベントのような印象もあるかもしれませんが盛んにおこなわれる地域は限られています。宗教的・文化的理由によって禁止されている地域もあります。

日本人にとっては大衆的なパーティーイベントのひとつにすぎませんが、宗教感覚に敏感な諸外国では、それぞれのやり方があったり、またはハロウィーンに否定的な場合もあります。
日本人が国内で楽しんでいるぶんには、コスプレパーティーのような軽い感じになりますが、もし外国人と交流する場合や海外に行かれる場合には、日本人にはわからないそれぞれの国の文化を尊重するのがスタイリッシュな国際人のたしなみといえるでしょう。

そんな知識も踏まえつつ、まだの方はこれからハロウィンしてみても楽しいかもしれませんね。

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Happy Halloween!

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