実は知らない暮らしの知識シリーズ①土鍋のお手入れ

91f51e8021b871ffb95ad521a68ed65d_s

冬が来て、あったか鍋物が恋しくなってきた今日このごろですね。
日本の伝統的な調理器具である土鍋にはお世話になることも多くなりそうです。
ふつうの鍋とはかなり違う土鍋は、扱い方がむずかしいものです。
今回は、そんな特徴的な土鍋のお手入れ方法をご紹介していきたいと思います。
金属とはちがう繊細さが必要とされる土鍋の正しい扱い方を見ていきましょう!

■土鍋を買ったら
土鍋を初めて使う前に、やっておきたいことがあります。それは「目止め」。
土鍋は、粒子の粗い土でできていますが、その粒子の隙間を埋めて理想的なコンディションにするための一手間です。
「目止め」の方法は、鍋でお粥を作るというものです。水に溶け出したお米のデンプンが鍋の微細なすき間を埋めてくれます。
ポイントとして、噴きこぼれないように弱~中火で煮て、お粥を作ります。出来上がったらそのまま放置し自然に冷めるまで待ちます。冷めたらお粥を取り出して土鍋を洗い、乾燥させ保管します。これで準備はOKです。

■洗い方
・基本的な洗い方
土鍋の特徴のひとつは吸水性。洗う際にもここがポイントになります。
一般的に、食器や調理器具を洗うときは洗剤を使いますが、土鍋の場合は最低限にしましょう。
一時的に泡立てたスポンジでささっと洗い流すぶんには問題ありませんが、つけ置きは絶対にやめましょう。なぜなら洗剤水が鍋の組織にしみこんでしまい、次の調理時にしみ出してくるからです。
また、きれいに洗った後も乾かして保管しないとカビが生える可能性がありますので保管場所にも気をつけましょう。

他には、調理後熱いまま急に冷やしたり、洗って底が濡れたまま火にかけたりするとヒビが入る可能性があります。ここにも気をつけましょう。

・焦げた時
土鍋は分厚いフタをしてぐつぐつと煮込むので、うっかりすると底が焦げついてしまうことがあります。
あちゃー!とクレンザーでゴシゴシするのはちょっと待って。土鍋はふつうの金属の鍋とは違います。
土鍋には吸水性があり、独特の素材でできています。洗剤を使わずお湯を張って一晩放置すれば水分を含んで汚れがとれやすくなります。
一晩も置いておきたくないという場合は、お湯を入れた後に重曹を加えて火にかけます。重曹が泡立ったらお湯を捨ててやさしく洗いましょう。これで焦げつきを落とすことができます。
重曹は、他の汚れ落としにも有効で地球にやさしいアイテムですのでキッチンに常備しておきましょう。

・臭いがついたら
土鍋には吸水性があり、臭いの成分も吸着しやすい素材でできています。
もし、臭いがついてしまったという場合は鍋に水を張り、お茶の出がらしをひとつかみ、臭いがカビっぽいという場合はお酢を大さじ3杯入れて10分程度煮立てます。お茶やお酢の殺菌成分や煮沸消毒が臭いを消してくれます。
が、もし臭いが完全に取れなくて気になるという場合は新しいものを購入しましょう。臭いの成分がしみこんだ鍋で調理してもおいしくないばかりか体にもよくないですよね。

■ヒビが入ったら
自分なりに丁寧に扱っていても、ヒビが入ってしまうこともあるかもしれません。
本当に割れてしまったらもう買い替えになりますが、ちょっとしたヒビであれば「目止め」をして埋めることができます。
お粥をやさしく炊くなどしていたわってあげましょう。

いかがでしたか?冬の暖かいパートナー、土鍋。保温性が高く重厚なこの調理器具は、体を温める料理のおともです。ぜひ正しいお手入れで永いおつきあいをしてみて下さいね。

関連記事

今月のイベント一覧

開催イベント一覧

ページ上部へ戻る