試す価値アリ!?「湯シャン」で髪をいたわる⑥つのポイント

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みなさんは、「湯シャン」をご存じでしょうか。最近話題になったりもしているこの方法は文字通り、「お湯でシャンプーをする」(シャンプーを使わないでお湯で髪を洗う)というものです。

■実は人気のある湯シャン
えっ、お湯だけで髪の毛を洗うなんて汚くない?と思われるかもしれませんが、芸能人の福山雅治さんやタモリさん、モデルのミランダ・カーさん、作家の五木寛之さんをはじめ、若い男性や美容に意識の高い女性の間で話題になっている方法なのです。
もしシャンプーを使わずに頭皮・髪の状態が良くなったらとてもいいですよね。

■シャンプーがなくても汚れは落ちる!?
現代人はシャンプーを使って洗髪するのが常識になっていますよね。そんな中、お湯だけで洗うなんて信じられないと思う人もいることでしょう。
しかし、古今東西を見れば髪をほとんど洗わない文化もありますし、髪を洗うといっても毎日というわけではなかったりもします。
日本における洗髪料も、昔はシャンプーなどはなかったので米ぬかや小麦粉など自然に手に入るものを使って洗うなどしていました。それでも日本の女性の髪は昔から長く美しい黒髪のイメージですし、男性も現代より薄毛が多いなどということもなかったはずです。
こう考えると、湯シャンもそれほど変なことではありませんね。

■シャンプーを使わないほうがよい場合
シャンプーは、広告などのイメージもあり、頭皮をすっきりさせたり髪をツヤツヤサラサラにしてくれるすばらしいもののように思っている人もいるかもしれません。しかし、それは必ずしも本当ではありません。

シャンプーのボトルやパッケージを見ると色々なカタカナの成分が入っていますが、素人の私たちはそれらがどんなものであるか見分けることができません。本当は髪の健康には必要ないものや、むしろ頭皮のコンディションを悪くするものも入っていることがあります。
「頭皮に傷や炎症のある場合は使用を控えて下さい」「目に入った場合はすぐに洗い流し医師の診察を受けて下さい」といった注意書きが書いてありますが、それはつまり刺激物や体に不自然なものも含まれているということでもあります。

たとえば、シリコーン入りのシャンプーを使うと傷んだ髪がコーティングされるので、手触りが良くなって良いシャンプーのように思えます。けれども実際は髪に栄養を与えているわけではなくカバーしているだけなので、その場しのぎの効果にすぎません。逆に、髪が乾きにくくなったり、頭皮の毛穴に異物であるシリコーンが詰まってしまってよくないのです。

男性向けのシャンプーですと、頭皮がスッキリする爽快な洗い心地が売りのものがありますが、あまりに皮脂を洗い流しすぎると頭皮の健康なバリアーがなくなりますし、逆に油分が過剰分泌されてしまいます。また、メントール系のシャキッとする成分は、髪の健康に何も関係がないだけでなく不要な刺激を与えます。

最も避けたほうがよいのは、ラウレス・ラウリル硫酸Naという成分です。これは石油からできた粗悪なもので、皮脂を奪いすぎるだけでなく毛穴をだめにしたりフケが出やすくなるといいます。
このように、市販のシャンプーの成分は必ず良いものとは言えないのが現状なのです。

中には、せっけんから作ったナチュラル志向のものや、髪によい成分をふんだんに使ったシャンプーなど良心的なものもありますが、日常的に見るシャンプーはよく選ばないと髪に良くない場合も多いのです。

■湯シャンの効果
湯シャンには、シャンプーを使わなくてすむので経済的、水を汚さないからエコ、というメリットもありますが、それ以上に髪へのメリットがあります。
一般的なシャンプーでは汚れがよく落ちますが、落とすべき汚れだけでなく最低限必要な皮脂や体が分泌してくれている自然な保湿成分までも全部落としてしまいます。けれども湯シャンの場合、洗浄効果がゆるやかな分、頭皮を健康に保つ自前の成分はそのまま守られます。つまり頭皮が自然で理想的な状態になります。

■頭皮をいたわる湯シャンのコツ
「お湯で髪洗えばいいんだよね?超簡単じゃん!」
ちょっと待って!シャンプーを使った洗髪にもいろいろなコツがあるように、シャンプーなしの湯シャンにもコツがあります。無造作なやり方では逆効果にもなりえます。きちんとポイントを押さえましょう。

ポイント①温度
お湯には、汚れや過剰な油分を落とす働きがあります。お湯でお皿を洗ったことのある方なら、洗剤なしでも大部分の汚れが落ちていくのを体験しているかと思います。髪の汚れは油汚れのお皿より軽いものなので、充分に落とすことができるのです。
使用する温度ですが、36~38℃のぬるま湯で優しくしっかり皮脂を落とします。39℃などの高温になると脂の落ちはよくなりますが、洗いすぎになりますし頭皮にも刺激が強くなるのでぬるいお湯でじっくりと洗いましょう。
乾燥ぎみの方は気持ちぬるめ、脂っぽい方は高めの温度で適宜調節してみて下さい。

ポイント②切り替えはゆるやかに、そしてしっかりと
シャンプー派が湯シャンに切り替えるとき、いきなりノーシャンプー生活になる人がいますが、これは注意が必要。頭皮は繊細なので、急に洗い方を変えるとついていけなくなります。
最初はまずシャンプーの量をひかえめにするところから始まって、だんだんと週あたりの湯シャン日を増やしていくというように、段階的に切り替えて頭皮を慣らしていきましょう。
一旦湯シャンに切り替えたら、気分でシャンプーを使ったりすることは控えましょう。あなたの頭皮は外部からの刺激にあわせて慣れていき、皮脂の出し方を調節してくれているので、頭皮を混乱させないようにしっかりとしてあげましょう。

ポイント③丁寧に
湯シャンはシャンプーのような洗浄力がないので、洗い方に工夫がすこし必要です。
まず、入浴前に髪の毛をブラッシングして髪のほこりなどをおとします。天然の動物毛でできたブラシがよいでしょう。
そして洗髪は、髪の毛ではなく頭皮を指の腹でじっくりマッサージして汚れを落としていきます。シャワーを頭にあてながら、生え際からつむじに向かってじわじわと洗います。
髪の長い方は、プラスチックやゴムなどでできたブラシでとかすようにしながら洗うとよいでしょう。
マッサージや汚れの落とし方は、手指でていねいにするのが基本ですが、体質によって工夫すると効果的です。たとえば男性のように皮脂が多めで頭皮が強い場合は、指でこすり落とすように洗うのがよいでしょう。逆に、女性のように頭皮が繊細な場合はあまりこすると刺激が強すぎて逆効果になりますので、摩擦はしないようにやさしく洗っていきます。

ポイント④リンスも自作する
さて、お湯でシャンプーをしたらリンスはどうするか。基本的にリンスは必要ではありませんが、洗い上がりの髪がキシキシするという方には「クエン酸リンス」があります。
作り方は簡単で、洗面器一杯のお湯に薬局で手に入るクエン酸を小さじ半分ほど入れて混ぜるだけ。それを頭皮と髪に馴染ませれば頭皮の状態が中和され、キシキシしなくなります。

ポイント⑤余裕のあるときは湯船につかってから
湯シャンは、お湯と手の力だけで汚れを落とす洗髪法です。シャンプーで洗う場合よりも汚れは落ちにくくなります。とくに頭皮の毛穴の汚れは、軽くこすっただけではきれいにならないもの。しっかりと湯シャンの効果を出したい方は、できるだけゆっくり湯船につかり、しっかり汗出しをしてから髪を洗うことが大事です。
入浴して温まることで毛穴が広がり、また、汗をかいて老廃物が流れやすくなるのでとてもおすすめです。

ポイント⑥髪の乾かし方も大切
濡れた洗い髪を乾かすとき、温風のドライヤーでブォー…と乾かすのはちょっと待って!
湯シャンの後におすすめなのは、タオルドライ。タオルでしっかり押さえるようにして髪の水分を取っていきます。とくに、頭皮からしっかりと吸収するようにしましょう。
タオルだけでは完全に乾かすことはできないので補助的にドライヤーを使用しますが、髪を守るためにできるだけ温風は避けて最小限にします。

■湯シャンに向く人、向かない人
ここまで湯シャンのメリットなどをご紹介してきましたが、この方法もライフスタイルや体質によって向き不向きがあります。
たとえば、頭皮などが乾燥しがちな方の場合、皮膚のバリアを守ってくれる湯シャンは効果的です。
向かないのは、ワックスなどの整髪料をつけている場合。髪の一本一本にまとわりついた成分は湯シャンでは落としきれないところがあります。髪にやさしいシャンプーでしっかり洗い落しましょう。
また、忙しくて時間や気持ちに余裕がない場合も、しっかり丁寧に洗うことがおろそかになってしまうため、この方法は向きません。髪にやさしいシャンプーを選んだり、体をいたわる生活習慣を心がけることで頭髪をケアしましょう。

■おわりに
湯シャンは、慣れて効果が出るまでには少し手間や時間がかかります。なので忙しいライフスタイルの方には向かないかもしれません。けれども本当に髪や自分の健康を大事にしようと思うのであれば、手間を惜しまず、じっくり丁寧に自分をケアすることが不可欠です。
体質や気持ち、時間的な都合が合えば、ぜひ気長にチャレンジされるとよいでしょう。

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