実は知らない暮らしの知識シリーズ②キャベツを買ったら青虫が入っていたとき

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ある日、スーパーで買ったキャベツを料理しようと思ったら中から青虫が!
そんな時、あなたはどうしますか?

■キャベツに虫がつくのはふつうのこと
「食べ物から気持ち悪い虫が出てきた!クレームつけないと!」というあなたは現代っ子かもしれませんね。
本来、葉っぱ物の野菜に虫がついたり虫くいがあるのは自然なこと。むしろ、虫もつかないような野菜は農薬たっぷりで恐ろしいものです。
また、キャベツなどは大きな葉っぱが何層にもなってできている野菜です。虫を完璧に取り除くにはすべてのキャベツを一枚一枚めくって隅々まで探すしかありません。
そんな事できませんよね。ですから、中から虫が出てきてもビックリしてしてクレームをつけたりしてはいけないのです。
ありのままの自然な野菜にクレームをつける人が多くなるほど、農家は農薬を使いますし、「いびつな」野菜が廃棄処分にされます。
虫食いのないまん丸なキャベツが本来のキャベツではないのです。

■加工後のキャベツから出てくることも
青虫がイヤだからキャベツは買わないようにしよう、というあなた。確かにそれは有効な対策です。
けれどもキャベツあるところに青虫あり、千切りなどになったお惣菜のキャベツの中にまぎれこんでいるケースもあるのです。

今回このような記事を書かせていただいているのは、筆者が買ったお弁当から青虫が出てきたからなのです。
プラカップに盛られた千切りキャベツを食べ終わってふと見ると、フチのところに何やら動く青いものがいました。
ちょっと間違えたら食べてしまっていたかもしれません。
少し驚きましたが、千切りキャベツの中に生きた青虫がいたことは素晴らしいことだといえます。
第一に、虫がつくほど自然なキャベツであるということ。
第二に、虫が生きていられるほど「手の加わっていない」状態であるということ。
お店によっては、キャベツの千切りを希釈した塩素にさらして消毒するところもありますが、それは人の体にいい処理とはいえません。
塩素にさらされたりしたら当然虫も死んでしまいますが、今回の子は生きていたので、塩素の洗礼は受けていないということになります。
そして第三に、キャベツと一緒に刻まれないでいたということ。
別に刻まれていたものを食べても害はありませんが、さすがにトラウマになりそうなので、丸ごとの姿でいてくれたことにありがとうと言いたいです。

■最悪、青虫は食べても大丈夫
虫が食べ物に入っていると気持ち悪く感じると思いますが、自然界には食べて平気な虫はたくさんいます。
青虫は汚くも毒があるわけでもないので、間違って食べてしまったところで体に害はないのです。
日本の地域によっては、イナゴの佃煮や蜂の子を食べます。アジアでは、カイコのさなぎや鈴虫、タガメ、サソリなどを食べる地域もあります。
世界中を見渡せば、それこそ大きな芋虫やセミ、クモなどまで幅広く食べられているのです。
それに比べれば青虫は小さくてやわらかいもの。気にしなければなんでもありません。
昆虫食をする人に言わせれば、虫の中には野菜のようなおいしい味がするものもいるといいます。
たんぱく質も豊富ですし、見た目のハードルをなんとか乗り越えることさえできるなら、虫は食糧としてはすぐれたもののようです。

■飼ってみるという選択も
生き物の好きな方や、お子さんのいる家庭であれば、そのままケースに移して飼育してしまうという選択もあります。
容器に餌のキャベツを入れ、逃げないようにガーゼ・メッシュ状のもので蓋をして、汚れたら掃除をしながら飼いましょう。
青虫の飼い方
幼虫を飼うのは難しいこともありますが、もし成虫になったらどんな模様なのか、楽しみですね。

■口直しに… キャベツのおいしいレシピ
青虫の話になって食欲がなくなってきましたか?キャベツはおいしく使いやすい野菜です。いろいろなレシピで活用しましょう。
炒め物に
お好み焼きに
コールスローにしても
おつまみもできます

■さいごに
今回は、身近な食材キャベツとそのお友達である青虫についての記事でした。
生態系の変化や環境汚染、食の安全などが問われて久しい現代ですが、そんな毎日の中でばったりと「お友達」に遭遇することがあるかもしれません。そんな時は、同じ野菜を食べる地球の仲間として認めてあげる。そういった気持ちが環境保全や人へのやさしさにもつながっていくように筆者は思います。

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