実は知らない暮らしの知識シリーズ⑩印鑑いろいろ~シャチハタはなぜ不可なのか~

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日本における公的な手続きに必要なもの、それが印鑑。諸外国ではサインが主流ですが、国内では書類に印鑑を押すことが求められますよね。
社会人であれば必ずお世話になる印鑑について、おさらいしてみましょう。

■「印鑑」というもの

はんこのことを、一般的に「印鑑」と言ったりしますよね。本来は、はんこの本体のことは「印章」と呼び、それを朱肉につけて押したときに紙につく模様を「印影」といいます。その印影を、役所や銀行などに登録すると、「印鑑」になります。こうして役所に「印鑑登録」の手続きをすると、その登録されたものが「実印」になります。

■「シャチハタ不可」なのはなぜか

重要書類に印章を押す必要がある場合、「シャチハタ不可」と注意があったりしますよね。それはどういうことなのか不思議に思ったことのある方もいると思います。
シャチハタとは、朱肉がなくて押せる簡単な「インク浸透印」のことを指します。シヤチハタというメーカーのものが有名だったので、その呼び名で通っています。

この「シャチハタ」は、宅配便を受け取った時や簡単な書類に「受け取りました」「確認しました」ということを示す「みとめ印」として使うことはできますが、社会的に重要な意味をもつ書類に使うことはできません。なぜかというと、
①固い素材に彫られておらずゴム製であり押し方で形がかわりやすい
②大量生産されているので同じ苗字の人同士は同じ形になってしまう
③朱肉でなくインクを使用していると経年退色してしまう
というような理由があります。
個人を特定するために印章を押すのに、その役割が果たせなければダメですよね。

■「三文判」はれっきとした印章だけど…

手軽に手に入るはんことして、シャチハタと三文判が挙げられますが、三文判はきちんとしたはんこです。
朱肉なしてポンポン押せるシャチハタは便利ですが重要書類には使えませんし役所で印鑑登録をすることもできません。しかし三文判は、しっかりと固い素材に彫られており朱肉につけて押すものなので、印鑑登録して「実印」にもなりますし銀行に登録して「銀行印」とすることもできます。
三文判というのは「安はんこ」という意味で呼ばれているだけで、れっきとした印章です。
注意すべきことは、「三文判を実印登録するのは危険なのでやめたほうがいい」ということです。安価で大量生産されているはんこは、同じ形(印影)のものが世間にたくさん出回っているということです。あなたが100均で買ったはんこを他の人も持っていたら(あるいは後から買ったら)あなたの文書を偽造することができてしまいます。
実印登録をする場合は、きちんと印鑑屋さんで世界に一つだけの印影をもつ印章を作ってもらうことが安心です。

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